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レゴ鉄のBLOG 

Hier steckt Zukunft drin... 

#60051 2セットで組換のススメ

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第1弾として一番廉価な#60051パッセンジャートレインを使って組換える例を紹介したい。

と、その前に最近思っていることを少しばかり...

レゴ社は2012年の#10233ホライズンエクスプレス以来、クリスマストレインを除くクリエイタートレインを一切リリースしておらず、トレイン50周年も公的には祝ってもくれず、Cityの1カテゴリに過ぎないという冷遇ぶり...

傑作と言われている2010ー2014年の#7938超特急は組換え作品が多数見られたが、現行のセットの組換え作品はあまり見られなくなった気がする。


でも、いくらレゴ社はダメだと愚痴ったところで、ほとんど意味がないんじゃないかと。
レゴ社ビルの前でウ○コしてやろうとか、社長室からカエルがいっぱい湧いてきたらいいのに、と愚痴るのと大して変わらない気がする。

今の製品ではトレインをフルに楽しむ方法がないと言っているみたいじゃないかと。本当にトレインは暗黒時代なのだろうか?と。トレインはCityの1カテゴリとはいえ、2017年7月末現在は3種類もリリースされているではないかと。


というわけで、今回は2セット使う。
2セット買うことで、パーツに余裕が出るし、6両分の資材で4−5両作るとか、1両あたりの質を上げることが可能だからである。

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先に完成した作品をお見せしているが、2セット6両編成の資材で5両編成を作ると、内装つきの編成ができる。
また、製品のデザインを守った上での組換え改良というのがミソ。全く別の車両を作るわけではないので、敷居がずいぶん下がるかと。

普通は組換えといえば1セットらしいのだが(1セットという決まりはそもそもない)1セット内で組換えるというのは、スキルとセンスだけでなく、体力をかなり消耗する苦行である。ガチレゴビルダーは平然とやってしまうのだが、彼らは間違いなくドえm...ゲフンゲフン

1セット最安値で10500-11000円程度で手に入る。
子供へのプレゼントなら1万円越えは高いかもしれないが、鉄道模型の入門セットだと思えば高くなかろう。
ちなみに動力部分(モーター、電池ボックス、IRレシーバ)とコントローラを単品で揃えようと思うと8000円くらい、いや下手したらこの製品と同じ値段はするので、これは間違いなくかなりお得なセットである。

さらに1モータで、線形と大きさにもよるが、6両編成は引っ張れるので、2セット目の動力は他の車両制作に使ってもいい。


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こちら、インスト(組立図)通りの中間車。この製品のような旅客列車を組むときは、まずは中間車から組むといい。
構造がシンメトリな場合が多いので、組むのが比較的楽。準備運動にもなる。

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上の中間車の窓配置だけを変え、連続窓にした例。鉄道車両の組換えは、窓の配置を変えるだけでも成立する。

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左の車両は、真ん中のグレーの柱を境に窓を2分した例。
右の車両は、この組換え作品の目玉で、横組みという技を使って少し特別感のある車両に。
詳細は後述。


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一旦中間車から離れ、先頭車に。
先頭は一体成形品で、各所から文句が聞こえるが、騒いだところで何も変わらないので、せめて少しでも格好良くなるよう、裾のステッカーは絶対貼ろう。ステッカーを貼らない原理主義者がいるようだが、そのようなポリシーはこの製品では捨てるほうがいい。

基本的にオリジナルと変わらないが、パンタグラフに注目していただきたい。まず、パンタの位置を後ろにずらした上で、2セット分のパンタ部品を使い、よりリアルな「く」の字のシングルアームパンタに仕上げている。

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先頭車も窓割を変えることで、一風違う表現ができる。
ヨーロッパでよくある自転車用スペースを再現している。

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組換は外装だけでなく、内装も。
自転車用スペース、客室、荷物スペースを備えた車両に仕上げた。

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上で紹介した、横組み窓を採用した車両である。
じつはこの2枚の写真、同じ1両の車両である。裏と表で窓割が違う食堂車に仕上げた。
1編成に1両こういう車両があるだけで、他の中間車を引き立てることができ、味のある列車編成ができる。

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食堂車。ドイツで何度も利用したことがあるが、食堂車は見た目もサービスも特別なものである。
窓配置だけでなく、内装も凝ったものに仕上がっている。左はバー、真ん中は厨房、そして右はレストラン。
追加のパーツは一切なく、2セット分の豊富な資材があってこそ。
組換えに2セット分を使う理由がわかっただろうか。

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窓の横組みの構造。(写真が切れているので、後ほど差し替え予定)
鉄道作品で「おっ、やるな」と思わせたいなら横組みの技術は絶対外せない要素だ。ギターで言うFとかB♭のように、「ギターやるならバレーコードは避けて通れない」のと似ているといえばわかりやすいだろうか...。

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再度、編成の全体図を。
2セットあれば、外装だけでなく内装も凝って作れるということを例証できたのではないかと思う。





次回は、さらに化けるライティング(電飾)の例を紹介したい。
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