
我々JT-LUGは、今夏のスタンプラリー展示に続き、2022年11月3日(木)~6 (日) の計4日間 、JR東日本xレゴジャパン プレミアムイベントinてっぱくに出展しました。イベントは大宮にある鉄道博物館のてっぱくホールで開催されました。
今夏に開催されたスタンプラリーイベントで30駅制覇を達成し、専用ハガキの応募抽選で選出されたB賞の招待客のみが対象の、JR東日本とレゴジャパンがコラボした特別なイベントでした。
イベントは、「モザイクアート」と「メイク&プレイ&テイク」を体験していただくという内容です。
我々は後者の「メイク&プレイ&テイク」において、鉄道150年の歴史を盛り込んだジオラマを展示しました。
「メイク&プレイ&テイク」の体験内容は以下の通りです。
1.プレイエリアに設置されたバラブロック、トレインの土台を使って組み立てる
2.組み立て完了後、ジオラマで走行
3.自作したトレインとLEGO®オリジナルグッズを受け取り
我々は、参加者で作ったオリジナルトレインを我々が製作したジオラマで走らせるという、このイベントのクライマックスとなる非常に重要な役目を果たしました。
参加者の皆様、および関係者の皆様からは、ジオラマおよび列車の運転は大変好評いただきました。

2250 x 3600mmの大きさに、鉄道150年の歴史、過去から現在(そして未来へ)の要素をふんだんに盛り込みました。鉄道開業当時の旧新橋停車場(新橋ステーション)、現代を象徴する高層ビル、高架線、高速道路、そして現在のJR東日本の駅を再現しました。
オリジナル列車走行用の外回り・内回りの2線と、我々JT-LUG と今回多大な協力をいただいた Lゲージ推進機構(=関山さん)の作品を走らせる展示線の計3線を動態展示、新橋停車場と高架線にある留置線を静態展示としました。
展示走行した車両は、鉄道省・国鉄そしてJR東日本に限定した、過去から現在に至る題材としました。

(2)歴代の列車大集結。
スタンプラリーのポスターにもあった、過去・現在・未来を象徴する3列車も。
「過去」1号機関車(150形) (by鱒寿司氏) 一番手前
「現代」E235系山手線 (by 5udon氏) 真ん中
「未来」新幹線E956形 ALFA-X (by 超豆茸) 高架線上


(3)
F58形61号機(お召し専用機)+マイテ(by 関山氏)、
185系踊り子号(byナカムーラ氏) 、8620蒸気機関車(by鱒寿司氏)、1号機機関車(鱒寿司氏) + 客車(関山氏)、ネルソン+客車(関山氏)、EF64 + ブルートレイン(さくりん氏)、215系(超豆茸氏)、E5系新幹線(しゅん氏)、自由形補機(なし氏)、

(4)EF64-1000機関車(5udon氏)、E235系山手線(5udon氏)、1号機関車(鱒寿司氏)、EF58-61(関山氏)、SLネルソン(関山氏)

拙作、JR東日本の駅 JAM2022にも出展したもの。



駅名標・発車標は上野東京ラインを意識して全てオレンジ色とした。

(7)JR東日本の駅、高速道路、高架線、高層ビル
留置している機関車は赤いのは製品#3677のシャンター(スイッチャー)、奥はEF55(関山氏)

(8)高速道路のジャンクションをイメージ JAM2022でお披露目したSUU氏の高速道路をお借りして、関山氏がセンス良く展開してくれた

(9)この新橋ステーションを斜めにする配置は、JAM2022のスタイルを踏襲。
新橋停車場、ビル、高架、高速道路を配置する原案は私が、最終的な設置は関山氏が仕上げてくれた。

(10)過去・現在・未来のトリオ

過去と現代
新橋ステーションだけでも、このジオラマは完成しない。やはり高層ビルとが同時にあって初めてジオラマになるのだ。

dyson氏制作の高層ビル


JAM2022では3棟展開したが、今回はこの1棟に全てのエネルギーを注いで新たに設計した渾身の一作。各方向からそれぞれ違う顔を見せる。でかいだけではないのだ!

ビルを背景に、E5系と並走する高速道路

初日の開始直前の様子。
なし氏の高架橋はほぼ真ん中に配置する必要があったことから、橋脚に車輪を仕込んで滑らせるという斬新な手法で設置してもらった。
お客様が触れて作品が崩壊しないよう、安全のために高架、高速共にカットモデルで割り切ったが、思ったより違和感はないかなと。
外回り・内回りの線路上にはポイントと架線柱は一切設けず、脱線や接触の原因となるものは全て排除した。
そのため本線は非電化区間になっているが、安全運行上の配慮なのであまり気にしないでほしい。

催事中は撮影はしてはいけないことになっていたので、撮影はせず。
お客様の前でオフ会のごとくパシャパシャ撮るのは格好悪いので、基本的な撮影は始まる前の朝と終わった後の夕方にした。
しかし許可をもらったので、催事中の様子を肖像権や著作権を侵害しない程度に公開したい。
最後のグループを撮影したので、スタッフ以外のイベント運営関係者も一緒に参加している。
以下の写真は、イベントの様子を記録する貴重なものである。

メイク&プレイ&テイクの全景

オリジナルトレインを組み立てている様子(1)

オリジナルトレインを組み立てている様子(2)

組み立てたトレインは順次連結をする。
外回りの発着は現代駅側、内回りの発着は新橋ステーション側で行う。
この時の外回りはEF58+EF55の重連に最後尾にマイテを連結、内回りは1号機関車に両端に客車を挟んで連結による運転。(なんと贅沢な!)

運転中。
ビルド時間は10分弱と短いが、皆個性のあるトレインを作っていた。
実は「ブロック外し」がとても人気だったことはここだけの話。
連結してから動き出した時の感動は一入だ。このイベントのクライマックス。
最後を締め括る大事なシーンであるので、運転担当のメンバーは緊張感を持って終始運転に励んだ。
懸念していた問題はあまり発生せず、あってもマイナートラブルで済んだ。
お客様の協力もあり、大きな事故なくイベントを無事に終えることができた。
今回、活躍した牽引機を紹介したい。

1号機関車(150形) by 鱒寿司氏
動力を積んだ客車 by関山氏

EF55(ムーミン) + EF58-61号機 by 関山氏
上記3両が今イベントの主役牽引機でした。
牽引機については関山さんの協力なしでは、成立し得ませんでした。
この古めの題材は関山さんの得意分野ですから、理想的な分業になったでしょうか。
私自身もこのイベントをやるまで、日本の電気機関車の知識はほぼ皆無に等しかったのです。
EF58-61号機は、先日鉄博に収蔵されたばかりで話題になっていましたね。

EF66 + ブルートレイン (byさくりん氏)

EF64-1000 (by 5udon氏)

補機として用意した製品#3677 赤カーゴトレインの機関車。
(もう1両はテーブルの下に隠していた)
見た目が欧州・日本形ともに通用する汎用性の高い機関車である。
マイナートラブル発生時や、他の主役機の休息のため、何度か活躍した。

なし氏の自由形補機(なし氏の写真を拝借)
PF牽引機が不足しそうだったので急遽制作いただいたもの。
出来がいいので、本務機としても走行してもらった。
以下、偏っているが走行した列車の写真をお送りします。

拙作、E259系成田エクスプレス
お子様たちにはとても人気でした。
しかし現代ネタは中の人にはあまりウケないのは仕方がないのか。
関山さんが作るような題材の方がウケがいいんですよね。





最後に、今回は色々な制約があって苦労した点が多々ありましたが、
鉄道開業150年を祝して、JR東日本・レゴジャパンと共にイベントを開催できたことを大変光栄に思います。
このようなイベントに出展できたことは、今後大きな糧になると信じています。
改めて、JT-LUGメンバー・関山さんをはじめ、関係者各位に感謝御礼申し上げます。
ありがとうございました。
(掲載した写真は、私以外に鱒寿司氏、関山氏撮影の写真を使用させてもらいました。いい写真をありがとうございます。)
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